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意外と知らない、身近に潜む危険
「自然から遠ざかるほど病気に近づく」
これは、医学の父ヒポクラテスのことば
彼は古代ギリシアのお医者さん
つまり紀元前からこのような考え方があったわけです。
今と比べたら、その頃は自然により近い暮らしだったのでは?と思ってしまいますが、
その時代からこの言葉があったということに驚きますね。
ヒポクラテスから見た今の社会は、カオスなのでしょうかね。
皆さんは、「建築生物学」という言葉を聞いたことがありますか?
1960年代にドイツで発祥した住環境への考え方や取り組みのことを、
「バウビオロギー」といいます。
バウは建築、ビオは生物、ロゴスは学問
つまり、日本語で言う「建築生物学」と同じ意味になります。
ドイツでは、家庭はもちろんのこと、オフィス、宿泊施設、医師の医院、公共施設など多岐にわたり、
建築物のプロジェクトにはバウビオロギーの技術者が参加するそうです。
バウビオロギー測定技術者というのは、簡単に言うと『住まいのお医者さん』ですかね。
バウビオロギーを一言でいうと、「健康な住まいを求める新たな学問」
建築を『第三の皮膚』と考えるのが象徴的らしいです。
第一の皮膚は、食生活
第二の皮膚は、衣類
第三の皮膚は、住環境
第二の皮膚である衣類が濡れたままでは風邪をひいてしまいます。
それと同様、建築が人に悪影響を与えれば人は病気になります。
そうならないためにどうするか、さらにより健康状態を高めるためには建築はどうあるべきか。
これがバウビオロギーの考え方の基本です。
バウビオロギー住宅にとって大切なこととは?
・室内の空気
・室内の色彩や質感
・意識下の快適さ
・様々な要素のバランス
基本的には天然由来の材料で建てることが望ましいですが、バウビオロギーには絶対的な条件はありません。
上記にも記載した通り、バランスが大切なのです。
限られた予算の中で何か一つの要素だけ100%追求しようとすると、必ずどこかにシワ寄せが来ます。
このシワを出さないことが重要です。
全てのバランスを取りながら、副作用という欠点を抑え、平均点を高くする。
バウビオロギーを語るうえで外せないのが、「エネルギー」
我々の生活の中で最も使いやすいのは、電気エネルギーです。
毎日当たり前のように使っているため、何も思わないかもしれませんが、
停電になると、そのありがたみを感じるとともに、こんなにも電気に依存していたのかと驚かれると思います。
研究や技術が進歩すればするだけ、私たちの生活に電気は欠かせないものになります。
ですが、全ての物事において、表と裏があるように、エネルギーにも表と裏があります。
ここでいう表とは、「メリット」のことです。
電気エネルギーのメリットは、皆さんが生活の中で感じている通り。
では、電気エネルギーの裏、「デメリット」とは何でしょうか?
・電磁波
・身体電圧
・携帯電話のSAR値
電磁波によって脳の松果体でセロトニンやメラトニンなどホルモンの分泌障害が発生、
細胞の防御システムである免疫強化作用、抗酸化作用の低下などが報告されています。
また、電磁波(主に低周波電磁界)の多い環境で生活を続けると、人体に帯電が起こりやすく、結果として身体電圧が高止まりします。
細胞活動の電位差などに影響を与え、老廃物、毒素の排出障害や、神経細胞の活動低下遠因となることが報告されているそうです。
便利な世の中になり、電気エネルギーが欠かせないのは分かります。
なので、全てを排除しよう!と言っているわけではありません。
先ほども述べましたが、バウビオロギー住宅で一番大切なことは『バランス』です。
お子さまのお部屋、寝室に特化して考えてみてください。
私たちの人生の1/3は『睡眠』です。
睡眠中は体が休息し、免疫系などの人体の防御システムが一時的に低下します。
寝室に、水脈や断層などが原因による地場ストレスや、電磁波によるストレス源があれば、
本来休息をとる場所が逆に長い時間にわたり身体に負担がかかる場所となってしまいます。
また、小さなお子さんは免疫機能が大人ほど発達していません。
そのため、地場ストレスや電磁波によるストレスを多く受ける恐れがあります。
このような危険性を理解したうえで、電気エネルギーを使っていますか?
知っていて使っているのと、知らずに使っているのでは大きな差です。
この機会に、一度お部屋の中のどこに、どれくらい電気エネルギーを使っているものがあるのか、調べてみるのも良いかもしれません。