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ここに電源欲しかった‼ ~失敗しないためのコンセントの位置~
注文住宅を建てる際、結構失敗しがちなのが、コンセントの位置です。
だって、建てる時って色々決めることが多くて、そこまで意識がいかないですよね。
外壁、内壁、窓、床、クロス、キッチン、お風呂、寝室、トイレ、玄関、収納、、、
大きなことから、細かなことまで、全て自分たちで決めなくてはいけません。
それって凄く幸せなことですが、やっぱり大変‼
それなのに、コンセントの位置まで⁉
ってなりますよね(ーー゛)
だけど、コンセントって結構ストレスに感じること多くないですか?
模様替えした時などに、
「なぜここにコンセントがないっ‼」
と苛立ったことはありませんか?
結局遠くから延長コードを持ってきて使う始末。
借家なら許せるけど、新築で延長コードって、なんか悲しくないですか??
そこで、失敗しないコンセントの位置をお教えします。
≪あると便利なコンセントの場所≫
・玄関ホール
梅雨の時期など、下駄箱がジメジメしていることありませんか?
そんな時に除湿器をかけたい‼と思っても意外とコンセントがないんです‼
それ以外にも、クリスマスの飾りつけ用などに付ける人もいるみたいですよ。
もし、玄関ホールの横にシューズクロークを設ける場合は、
雨具や濡れた服など乾かすのに使えたり、電動自転車の充電に使えたりするので、
一か所設けるといいと思いますよ。
・キッチン
どのような形のキッチンにするかによって位置は変わってくると思いますが、ここは必ず必要な場所ですよね。
●冷蔵庫
●電子レンジ
●電気ケルト
●トースター
●炊飯器
●コーヒーメーカー
●ハンディブレンダー
お料理好きな方ならもっとあるかもしれません。
常に使うものと、必要に応じて使うものとで分けておくと便利です。
意外とキッチンでコンセントが必要になることって多いですよね。
必要に応じて使うものであれば、キッチンの横に付けてしまうのもオススメです。
このように、キッチンに備え付けてしまえば、邪魔になることもありませんし、
その場で使うことが出来て便利ですよ。
電子レンジや炊飯器などの動かさない家電は、予め収納場所を考えたうえでコンセントの位置を決めましょう。
・ダイニング
必要なさそうに思えますが、実はここにもあると便利。
ホットプレートなどを家族で囲むことはありませんか?
その際、近くにコンセントがないと、遠くから延長コードで引っ張ってこなくてはなりません。
年に1~2回しかやらないから別に…という方は延長コードでもよいですが、
冬のお鍋時期や、ホームパーティをよくやるような方は、ダイニングテーブルの下にコンセントがあると便利ですよ。
・リビング
リビングこそたくさんの家電があり、タコ足配線になりがちですよね。
●テレビ
●録画レコーダー
●スピーカー
●固定電話の回線
●エアコン
●扇風機
●こたつ
●カーペット
●石油ストーブ
●アイロン
季節家電もありますが、結構な量ですよね。
リビングは模様替えをすることがあると思いますので、どこでも使えるように多めにコンセントを設けましょう。
最終的にタコ足配線になってしまうより、初めからある程度の量を設けておいた方が安心ですよね。
・寝室
寝室も、計画的にコンセントの位置を決めておかないと非常に不便な場所です。
●手元スタンド
●スマホの充電(夫婦2人分)
●手元で充電する時用に予備1つ
●掃除機(充電式なら必要ないかもしれませんが)
ベッドをどこに置くのか考えたうえで、コンセントの位置を決めるのがベストです。
手元でそのまま挿す場合だけでなく、サイドスタンドへ引っ張ってくる場合も、配線が邪魔にならないように計画しましょう。
・子供部屋
子供部屋は、環境の変化が大きいため、非常に難しいですよね。
小さい頃はさほど必要ないものでも、受験や進学などで必要になってくるものも多くあります。
●机
●エアコン
●テレビ
●スピーカー(オーディオ)
●パソコン
●プリンター
●スマホの充電
●イヤフォンの充電
ある程度成長を想定したうえで、少し多めに設置しておくと良いですよ。
・洗面所
洗面台についていますが、それだけでは不十分なこともあります。
●洗濯機
●ドライヤー
●髭剃り
●電動歯ブラシ
●掃除機
●サーキュレーター
●ヒーター
●除湿器
電動歯ブラシや髭剃りなどは、常に充電が必要になるため、
洗面台の中に隠せるようにした方が、生活感が出にくくオススメです。
その他、季節ものの家電などは、下の見えにくい場所にいくつか設けると良いです。
・階段下収納
もし階段下のスペースを収納にしている場合は、掃除機の充電用に一つ設けておくと便利です。
今ハンディじゃなくても、買い替えの際に充電式のハンディ掃除機に替えるかもしれないですよね。
今だけでなく、将来を見据えたうえで検討しましょう。
・室外
室外にも当然コンセントが必要になります。
●高圧洗浄機
●芝刈り機
●社内の掃除
●電気自動車の充電
●イルミネーション
お庭があるお宅は、特に必要となりますので、最低1つは設けた方が安心です。
また、設置する高さも入念に考える必要があります。
※出典:Panasonic
このように、用途に合わせて高さの目安が決まっています。
しかし、これに合わせる必要はありません。
しゃがむ機会ってそうそうないですよね。
常に使うものは見えにくい下につけて、通常抜き差しするものは80cmくらいの高さに揃えてもいいのかもしれません。
抜き差ししやすく、ホコリもたまりにくく、便利だと思います。
ただその場合、コンセントがむき出しになってしまうので、
定番の縦型ではなく、横型にしてあげると目立ちにくくなります。
先ほどのキッチンがその横型です。
あとは、正直値段との相談です。
多くコンセントを付ければ、それだけ金額は加算されていきます。
ですが、もし後付けするとなると、もっと費用がかさみますので、
本当に必要な、便利に生活できる数を算出することが一番大切です。
まずは、図面を見ながらイメージを膨らませ、どこにコンセントがあったら便利なのか、
ご家族でよく話し合ってみてください。
工務店でもアドバイスさせていただきますが、ライフスタイルはそれぞれ異なります。
ご家族のライフスタイルを一番よく分かってらっしゃるのは、皆さん自身ですので、
普段の生活を思い浮かべながら想像してみることをオススメします。