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ダウンライト照明の隠された脅威!!
最近ではトレンドからベーシックになりつつある『ダウンライト』
皆さんのお宅には付いていませんか
廊下やリビング、軒下など通常のライティングよりも雰囲気を出すことが出来る為、
最近では和室にも使用するなど、かなり幅広く使われているかと思います
確かに間接照明はしっとりとした落ち着いた雰囲気を出すには持って来いのアイテムです
しかし、先日東京消防庁からこんな発表がありました
≪ダウンライトによる火災にご注意を!≫
というタイトルで注意喚起を求める文章が出されました
住宅や事業所の押入等の照明として設置されているダウンライトの火災が、
平成23年~平成27年までに47件発生し、そのうち、直下に置かれた布団や衣類などがライトの熱により火災となった事案が26件も発生しているというのです
えダウンライトでとお思いになる方も多いと思います。
しかし、火災事例を見ていくと、案外他人ごとではないかも…とヒヤッとすると思います
では、具体的にどのような状況で火災が発生するのか見ていきましょう
事例① 洗濯物置き場内のダウンライト直下に布団を積み重ねて出火した火災
洗濯機置き場の上に棚を設けて、その上に布団収納袋に入れた羽毛布団を積み重ねていました。
ダウンライトに接触した状態で収納したところ、照明を消し忘れてしまい、布団に着火し出火
普段は洗濯機を回すときにしか照明を付けない為、危機意識が低かったと思われます
※洗濯機置き場の焼失状況
事例② ロフトのダウンライト直下に荷物を積み重ねて出火した火災
荷物置き場にしているロフトの収納棚に荷物を天井のダウンライトに接触した状態で積み重ねた為、
点灯していたダウンライトが荷物のすだれに着火
事例③ 洗面所のダウンライト直下の収納棚にタオルを収納して出火した火災
ダウンライト直下の収納棚上にバスタオル4枚をダウンライトに接触した状態で並べて収納していたところ、
スイッチを点けたままにしたためバスタオルに着火し出火
ダウンライト(100Wの白熱電球)直下に真綿布団を収納し点灯中に着火した場合、
点灯後約10分で発煙し、無炎燃焼継続後、約1時間で発火してしまうそうです。
上記で紹介した事例を見て、何か気が付くことはありませんか
そうすべての共通点は、『ダウンライト直下』ということです
布団や衣類等の収納物を積み重ねて置いていた状態で、ダウンライトのスイッチを消し忘れたり、
スイッチが入ったことに気が付かなかったことにより、ダウンライトの熱で着火して火災が発生するケースが目立ちます。
要は、ダウンライトの近くに物を押し込んだ為に発生してしまったということです
クローゼットや収納棚など、ご自宅にあるダウンライトの位置をきちんと確認し、現状把握しましょう
ダウンライト近くに物が乗っている場合には、早急に片づけすることをおススメします
本来ダウンライトは正しい使い方をしていれば安全にお使いいただけます
しかし、うっかりその近くに物を詰め込んでしまうと、
危険性を十分理解したうえで、使い方を守り、安全に使用しましょう