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戸建住宅を「買う派」or「建てる派」?
「買う派」というのは、建売住宅のこと
「建てる派」というのは、注文住宅のこと
まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
<建売住宅>
建売住宅とは、土地と建物がセットで販売される新築一戸建てのことをいいます。
建物が出来上がってから販売されるケースや、建築確認申請後の着工前や工事中の段階から販売されるケースがあります。
最大の特徴は、間取りや設備の仕様などのプランが予め決まっていることです。
そのため、購入者は予算の範囲内で理想の家を探すことが出来ます。
さらに、建物が出来上がってから販売されるケースの場合は、実際に家の中を確認することが出来るので、理想のイメージと照らし合わせやすいという利点があります。
工事中の場合は、間取り図や完成予想図からイメージを膨らませなければなりません。
建売住宅の場合、数戸の小規模なものもあれば、ニュータウンのように広い敷地を区画分けして、数年かけて数十戸の物件を建築・販売するという大規模な開発をするものもあります。
ニュータウンのような大規模な開発は、おもに郊外の立地になりますが、公園や植栽なども計画的に配置されて、美しい街並みが期待できます。
開発に合わせて、大型スーパーや病院など生活に必要な施設が作られたりと、日常生活が送りやすい環境が整っている場合が多くあります。
また、子供が小学校入学前に家を世帯も多く、子育て世帯にとっては同じ年頃の子供がいる環境を手に入れられる可能性が高くなります。
しかし、建売住宅の一番の利点は、理想の家が見つかった場合すぐに住むことが出来るということでしょうか。
希望の間取り、予算、地域すべてを満たす物件が見つかれば、入居までの期間が短くて済むため、入居を急ぐ方にはピッタリです。
☆建売物件のメリットまとめ☆
①予算の範囲内で探すことが出来る
②内覧でき、理想と照らし合わせることが出来る
③生活圏内の環境が整っている
④すぐに住むことが出来る
では、逆に注文住宅の場合はどう異なるのでしょうか。
<注文住宅>
注文住宅とは、決められたプランから選ぶのではなく、設計から依頼し、施工会社に建ててもらう住宅のことをいいます。
ハウスメーカーや工務店に設計と施工をまとめて依頼する場合もあれば、建築家に設計と施工管理を依頼し、工務店に建築してもらう場合もあります。
注文住宅の特徴は、建築基準などの法律が守れれていれば、工法や外観デザイン、間取り、住宅設備、内装などを自由に選ぶことが出来るということです。
「マイホームを建てるならこんなプランがいい!」という夢やこだわりを実現できるのが注文住宅の醍醐味とも入れるでしょう。
ただし、全て希望通りにできるかどうかは、やはり予算次第です。
予算オーバーにならないよう、自分にとって優先順位が高いものは何か、将来のリフォームで実現したり、妥協できる点は何か等、考える必要が出てきます。
建売住宅と大きく異なる点は、土地です。
すでに土地を持っていたり、親の家を建て替えたりするなら土地探しは不要ですが、土地がない場合は土地探しから始めなくてはなりません。
土地は大きさや形、エリアによって建てられる家の規模や形に規制が出ます。
エリアを優先するなら見つけた土地にどんな家が建てられるのか
建てたい家のプランを優先するなら、その家を実現できるのはどんな土地なのか
自分たちではよく分からないことも多いと思いますので、土地を探す際には、建築を依頼する工務店などにお願いするのがおすすめです。
そうすることで、土地と建物の価格のバランスも考えてくれるので、後々失敗がありません。
人それぞれ、適切な収納方法は異なります。
利き手があるように、利き脳というのがあるんです。
その人の脳に合った収納方法で収納棚などを作ると、建てた後も建てた当初の綺麗さを保つことが出来ます。
「建てた当初は綺麗だったけど、なぜか物が溢れてしまい、来客時に慌てて見えないところに隠す!」といったことがなくなります。
また、家を購入する際には小さかったお子さんが数十年後に家を出た場合、その後子供部屋をどのように活用したいのか、年を取って2階に寝室があって昇り降りは大丈夫なのか、など老後のライフスタイルも検討したうえでプランニングを行なうことが出来ます。
☆注文住宅のメリットまとめ☆
①夢やこだわりを形に出来る
②好みの場所や土地に建てることが出来る
③自分や家族に合った収納方法で一から作ることが出来る
④老後のライフスタイルも検討したうえでプランを立てることが出来る
「建売住宅」「注文住宅」どちらにもメリットがあります。
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目先のことも大切ですが、その先の「暮らし」がもっとも大切です。
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家を購入する前に、一度立ち止まり考えていただきたいです。
失敗しないマイホームのために…