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夏の天敵!紫外線
例年より早い梅雨明けで、暑さが厳しくなってきましたね(>_<)
この時期の天敵!!強い日差しによる日焼け!!
なんとしても日焼けは避けたいと思う方も多いのでは?
今回は日焼けのメカニズムについてお話ししていきたいと思います。
そもそも日焼けとは…
太陽の光に含まれる紫外線による火傷(ヤケド・日光皮膚炎)のことです。
皮膚のどの部分がヤケドするのかというと”表皮”と言われる部分です。
つまり、日焼けとは表皮が紫外線を含む日光によってヤケドした状態のことを言います。
皮膚は表皮・真皮・皮下組織で構成されています。
皮膚の表面から深部に向かって、表皮→真皮→皮下組織の順に並んでいます。
一番、表面にあって真っ先に太陽の光を浴びるのが表皮です!
細かくなってしまいますが、表皮も4つの層でできています。
表面から【角質層】【顆粒層】【有蕀層】【基底層】で出来ていて、一番下にあるのが基底層です。
皮膚はこの基底層で作られています。
ターンオーバーって聞いたことありますか?
お肌の新陳代謝♪肌が新しく生まれ変わること。と知っている方も多いと思いますが、
その仕組みは基底層で出来た皮膚が有蕀層→顆粒層→角質層の順に上がっていくことなんです。
正常なターンオーバーは28日周期で行なわれています。
あなたが今、見ている皮膚は28日前に基底層でできたものなんですよ(*^^*)
なんだか不思議ですね!
それから、正常なターンオーバーには規則正しい生活が重要ですのでお忘れなく。
では本題です!
紫外線は細胞を壊してしまうほどのエネルギーを持っています。
紫外線の多い時間帯は10時~14時で、この時間に洗濯物や布団を干すのが良いと言われています。
それは紫外線が菌やダニなどの生き物を殺してほどのパワーがあるからなんです!
日焼けした肌が真っ赤になってしまう理由がわかるような気がしますね((+_+))
これほど強力な紫外線から守ってくれるのが、表皮なんです!!
一度、日に焼けた表皮は、その後に日の光を浴びても大丈夫なように紫外線を吸収しやすくなっています。
こうすることで紫外線が皮膚の奥まで入り込み、細胞を壊すことを防いでくれているのです。
日焼けは絶対にしたくないという思いとは裏腹に、日焼けした状態の表皮はあなたの身体を紫外線から守ってくれているのです!
紫外線の種類は3種類あります。
日焼けに影響があるのは、紫外線A波(UVA)・紫外線B波(UVB)です。
紫外線A波(UVA)
地表に降りぐ紫外線の9割を占めています。
波長が長く雲や車・家の窓ガラスも透過して肌に到達するため、❞生活紫外線❞とも呼ばれています。
波長が長い特徴を活かし、肌の奥深くまで到達してゆっくり肌に悪影響を及ぼします。
UVAを浴びると、肌はゆっくり黒くなり、シミ・しわ・たるみを引き起こします((+_+))
「サンタン」という肌が黒くなった状態にしてしまいます。これがシミの原因です!
それから、表皮を抜けて真皮にあるコラーゲンの繊維を変化させてしまいます。
ここまで紫外線が入り込むと、コラーゲンの線維細胞を直撃して、ゴムが伸びきったようにさせてしまうのです。
これがシワやたるみの原因となるのです。
紫外線B波(UVB)
波長が短いのがUVBです。
屋外での日焼けの主な原因となるため❞レジャー紫外線❞とも呼ばれています。
たくさん浴びてしまうと、赤く炎症を起こしメラニンを作らせ、シミや色素沈着の原因になります。
波長が短いため、真皮には到達しませんが、表皮に様々なダメージをもたらします。
ヤケドしたように真っ赤になってヒリヒリしたり、水膨れにさせるサンバーンや
メラニン色素が沈着して肌を黒くするサンタンがシミやそばかすの原因になります。
やはり一番は、
いかに紫外線を浴びないようにするのかということ。
紫外線を浴びて肌の色が黒くなるのは、健康な身体のメカニズムです。
でも、その後の肌への影響を考えると、紫外線を浴びないでいることが一番です。
紫外線を浴びてしまっても、ターンオーバーが正常に働くような生活をしていれば、
元の肌になりますので、正しい生活習慣も大切です。
日射しの強い日が続きますので、紫外線対策をお忘れなく♪