ブログ
~疲れを癒すマッサージ器~思わぬ落とし穴!
日々の疲れを癒すのに最適なマッサージ器(*^_^*)
家庭用のマッサージ器をお持ちの方も多いと思います。
マッサージ器にも様々な種類がありますね。
写真のようなクッション型のマッサージ器やマッサージチェアやベッド型のもの、
首や肩にかけて使用するものや足専用のマッサージ器など様々です。
自宅にあればいつでもテレビを見ながらマッサージしたり、肩こりや腰痛、足が疲れたと
感じたときにすぐに使用することが出来ます。
ところが、不調を治すために使ったマッサージ器で
逆に事故や怪我をしてしまう方もいることをご存知ですか?
怪我の多くが、強く圧迫されたことによる
内出血やアザ、打撲
皮膚の擦り傷や熱傷
骨折
筋や腱、神経、脊髄の損傷
などです。この他にも様々な怪我をされている方がいるようです。
これら事故や怪我の多くが家庭内でのマッサージ器の使用で起きていますが、
家電量販店の店頭での体験や温泉施設や宿泊施設での使用でも起きているんです!!
ちょっと座って疲れを取ろうと思ったら余計に痛めてしまった(>_<)なんてことになったら大変です!!
そして、
怪我をした方の6割が60歳以上で、女性が全体の7割を占めています。
年齢と共に骨がもろくなっていることも原因の一つでしょう。
怪我をした人の中で女性が多いことも理由がありそうです。
女性の骨密度は18歳くらいでピークを迎え、その後40歳代半ばまでほぼ一定ですが、
50歳前後から低下していきます。
女性ホルモンの分泌量の減少に加え、腸管でのカルシウムの吸収が悪くなり、
カルシウムの吸収を助けるビタミンDを作る働きが弱くなるんです。
このようなことから、骨粗しょう症の発症は女性の方が多いです。
知らないうちに骨がもろくなっていて、そこにマッサージ器の強い圧迫力がかかり、
骨折を招いてしまうのではないでしょうか。
骨折や皮膚の傷、その他ももちろん大変な怪我ですが、
神経や脊髄の損傷なんてことになってしまったら、後遺症が残るような大変大きな怪我です!!
また、マッサージ器による死亡事故も起きています!!
ローラー式のマッサージ器で起きたものです。
ローラー部分の布カバーを外した状態で使用したところ、洋服が巻き込まれ窒息死するという事故が
過去に5件も発生しています。
すべての方がこのような怪我をしたり、事故が起きてしまったりするわけではありませんが、
使用するときには十分注意が必要ですね!
注意するポイントは
①取扱説明書をしっかり読む
マッサージ器を購入した人の多くは取扱い説明書を読んでいないそうです。
取扱説明書の中には、操作方法はもちろんのこと使用上の注意もしっかりと書かれています。
身体に異変を感じたときにすぐに停止できるようにしておかないと危険です!
店頭や施設で使用するときには、担当の方に説明をしてもらいましょう。
またマッサージ器の使用が禁止されている疾患もあるようなので、メーカーや医師にも
しっかりと相談しましょう。
②マッサージ器の状態を確認する
先ほどの事故もそうですが、通常布カバーをした状態で使用しなければいけないものです。
カバーのズレや破れなどから大きな事故につながることもあります!
外観の状態を点検してから使用しましょう。
③安全のために最初は ”弱” から
まずは刺激の弱い強さから始めましょう。
④身体に異常や危険を感じたら直ぐに中止
直ぐに停止できるようにリモコンを手元に置いておきましょう。
事故や怪我なく使っていただきたいと思います!
また、マッサージをした次の日に揉み返しが痛くて、痛くてということはありませんか?
揉み返しとは簡単に説明すると、マッサージによって起こる筋繊維の損傷です。
マッサージ器を使用する前にストレッチをして筋肉を緩めておくとなりにくくなるようです。
それから少し身体を温めることもポイントです!!
安全に、そして快適にマッサージ器を使って、疲れを癒しましょう♪