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女性の悩みは○○で楽になる!?現代女性の強い味方!!

先日、㈱ツムラ協賛、静岡新聞社・静岡放送主催の「女性のための漢方 特別セミナー」に参加してきました。

 

 

女性のための漢方ということで、もちろん会場は全員女性
400人も入れる会場でしたが満席
現代女性の漢方に対する関心の高さが伺えました。

 

女性であり、妻であり、母であり、社会人であり、、、
忙しい現代女性にとって、

「身体のバランスを維持するということが今まで以上に難しくなってきている」という現れでもあるのかもしれません。

 

「漢方」と聞くと、少し近寄りがたいものと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
実は女性の悩みを解消してくれる強い味方なんです。

 

会場には実際の「生薬」が展示してありました。
近寄ると漢方の香りがしてきました!

 

 

女性は、1か月の間で女性ホルモンが大きく変動するため、さまざまな症状に悩まされます。

 

月経周期に伴い、頭痛や吐き気、イライラ、下腹部痛など

 

 

それだけではなく、一生を通しても、女性のホルモンバランスは大きく変動します。

 

 

このように、一生を通じての大きな波と、月経周期ごとの小さな波が合わさり、女性ならではの症状や病気となります。

 

 

 

では、女性特有の悩みの中で、ベスト3が何だか想像がつきますか?

 

第3位から順に、どんな漢方がよいのかも含めてお教えします。

 

第3位は、PMS(月経前症候群)

イライラ、落ち込み、むくみ、めまい、疲れ、下腹部痛、肩こり、胃の不快感、腹痛、にきび、耳鳴り、便秘、眠気、不眠など、つらい症状がたくさんあります。
月経1週間くらい前から、さまざまな不調に悩まされるのがPMSという症状です。

 

《この悩みに効く漢方》

●加味逍遙散(かみしょうようさん)
疲れやすく、イラ立ち感があり、月経不順がある場合に良いそうです

●桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
のぼせ、便秘、腰痛、肩こりがある場合

●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
頭重、お腹まわりが痛くなる場合

●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷え性で疲れやすくむくみがある場合

 

 

第2位は、更年期

閉経前後の時期で、一般的に40代後半から50代半ばまでをいいます。
更年期障害は、卵巣機能の低下によって女性ホルモンの分泌が急激に減少することで起こります。
ほてり、発汗、動悸、頭痛、便秘などの体の症状、
イライラ、うつ、不眠などの心の症状、乾燥、かぶれなどの肌の症状など多岐にわたります。

 

《この悩みに効く漢方》

●当帰芍薬散

●加味逍遙散

●桂枝茯苓丸

●柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
体力がなく、貧血、動悸、息切れ、神経症、不眠症がある場合

 

 

第1位は、冷え性

手足の冷え、体の冷え、しもやけなど、冷えの感じ方は人それぞれですが、
大人の女性の約半数が冷え性ともいわれるほど、多くの人が悩んでいる問題ですよね。
冷えは、肩こり、だるさ、むくみ、下痢、月経不順、不眠の不調も招きます。

 

《この悩みに効く漢方》

●加味逍遙散

●桂枝茯苓丸

●温経湯(うんけいとう)
手足のほてり、足腰の冷え、月経不順がある場合

●当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
足冷えが強く、下腹部痛、月経痛がある場合

 

見てお分かりの通り、第3位と第2位は、同じ漢方が多いですよね。

漢方の場合、このように違う症状でも同じ薬で治ることがあります。
それを「異病同治」といいます。

 

悩んでいるけど、病院へ行っても「病気ではありませんね」といわれてしまって困っている方

漢方を試してみてもよいかもしれません。

 

ただその際は、漢方を取り扱っている病院で一度診察してもらうことをオススメします。