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『世界の住宅事情 Part2』
こんにちは
いやぁ~春が来たと思ったらいきなり夏が来ましたね
皆さん体調は大丈夫ですか
急な気温の変化に体がついていかず、体調を崩しやすいので、気をつけてくださいね
さて、今日は『世界の住宅事情 Part2』
作り方は同じでも、なぜか日本の家とは違いますよね
隣の芝生は青く見えるじゃないですけど、なんかカッコよくオシャレに見えます
ってことは…
日本の建築も、外国の方から見れば、カッコよくオシャレに見えるのかもしれませんね
第二回目は『フィンランド』
フィンランドも、ドイツに続いて省エネルギー対策に力を入れている国の一つです
一番驚いたのは家中がセントラルヒーティングで暖められて、
四六時中室内温度が21度に保たれていることです
これ、かなり驚きませんか
なぜこんなことをするかというと…
なんと
『住居法』で、人が住む建物の室内温度は、常に21度と定められているからです
それを下回るもしくは、維持できないと、
人間の住居とみなされず、倉庫などの物置場と同じような扱いになってしまうといいます。
な、なんと…
21度を保てない家は、家として認められない
その温度を維持するために、様々な工夫が施されています
≪壁≫
もちろんのことながら、断熱材がしっかりと入っています。
≪窓≫
省エネとしてもそうですが、健康のためにも、
光を取り入れることが定められているため、とにかく窓が大きいです
そのため、高断熱のペアガラス、もしくはトリプルガラスが主流
古い住宅でも、基本的にはトリプルガラスを使用しています。
また、サンルームを設ける家が多いですが、そのサンルームも当然ペアガラスです。
日本は、外開きで内側に網があるのに対して、
フィンランドは、基本的に内開きで外側に網があります。
開口部の幅も20cmまでしか開きません
冬は寒さが厳しいため、足元を冷やさないように掃き出し窓は少なく、腰高の窓が多いです。
その下に暖房器具を置き、外気を取り込まないよう工夫されています
≪窓枠≫
日本ではアルミサッシが主流ですが、
フィンランドでは木材が主流です
木は膨張するため、窓枠に使用するには扱いにくい素材ですが、
フィンランドの場合は、室温が常に21度に保たれているため使用することができます。
風土に合わせて、適材があるということですね
しかし、近年の温暖化により、フィンランドでも暑さが厳しくなりつつあり、
現在の住居法も見直されるようになるかもしれません
日本も昔はきちんと四季がありましたが、最近は春と秋が短いですよね
過ごしやすくて、個人的には一番好きな季節なんですけどね
長きに渡って維持してきた環境が変わってしまうのは、寂しいですね。。
大切なものを守るためにも、小さいことからでもいいので、
一人ひとりがエネルギー削減に意識を向けないといけないですよね