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検証!!『新建材の家』VS『無垢材の家』
こんにちは
もう既にお気付きの方も多いかと思いますが…
とっても花粉飛んでますよね
天気が良くても、外に出たくない…
そんな季節が今年も始まりましたね
さて、今回はテーマにもあるように、
『新建材の家』と『無垢材の家』では、どう違うの
という疑問にお答えして、実際に目で確かめていただこうと思い実験してみました
まずは、『新建材』ってなに
新素材や新製法を用い、従来のものと同等の機能や外観を持つように
作られた人工建材のことを、新建材といいます。
従来の建材として用いられてきた紙や木、石、金属等の代替として、
現在ではビニールやプラスチック製などが多く用いられます。
安価であり、材料にばらつきがないため、簡単に加工できるのが特徴です。
集成材や人工大理石も新建材の中に入ります。
ちなみに…
集成材ってご存知ですか
20~30mmの厚さの板材や小さい角材を平行にそろえ、
長さ、巾、厚さ方向に接着して大きい木材に集成したものを指します。
強度にばらつきがなく、自由な大きさや形をつくることができ、
割れや狂いが生じにくいのが特徴です。
しかし、同じ産地や性格の木を使用して貼り付けるわけではないので、
乾燥してくるとお互いが反り返ってしまう懸念があります。
また、強力な接着剤を使用しているため、健康を害する恐れがあります。
では、『無垢材』とはなにか
1本の天然の木から作られる木材のことです。
木本来の良さである風合いがあり、『調湿作用』があります。
よく「木は呼吸している」と言いませんか?
人間のように空気を吸ったり吐いたりする呼吸ではなく、
周囲の温度や湿度に合わせて空気中の水分を吸ったり吐いたりしているという意味です。
木のすごいところは、森の中で生えている時だけでなく、
切られて木材に加工されてもなお、この呼吸を続けているという点です。
乾燥した木材は自然に湿気を吸収・放出を繰り返し室内の湿度を調整しています
つまり、部屋の中が乾燥している状態では、
木の中に含まれている水分を吐き出して縮み、
逆に湿気の多いときには、余分な湿気を吸収して膨らみます。
無垢材を扱うには、長年の経験と熟練された技術が必要なため、
今では扱える大工は少なくなってきています
≪湿度ボックス 新建材≫
≪湿度ボックス 無垢材≫
この通り、写真でお分かりいただけるように、
同じ条件であっても、湿度は30%以上も差が出ています
このBOXが日々生活する家だったとしたら、どうでしょう…
湿度40%未満の場合、インフルエンザウィルスの生存率が高く、静電気が生じやすい。
湿度70%以上の場合、カビやダニの生育が早いと言われています。
はたして、『便利』という一言ですべてを良しとしてよいのでしょうか
メリットデメリットをしっかり把握し、体にどんな影響があるのか分かったうえで、
生涯の家造りを進めるようにしましょう