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知られざる『シロアリ』の真実‼~害虫から家を守るためには~

こんにちはニコニコ
d々と過ごしやすくなってきましたね晴れ
受験もそろそろ終わり、卒業シーズンですね桜

今回は、これから暖かくなる時期、特に気をつけたい『シロアリ』についてお話します。

『シロアリ』という言葉は、もはや誰もが一度は耳にしたことのある言葉だと思います。
でも、実際にみたことがある人は少ないかもしれませんアセアセ
なぜなら、木の表面に出てこないからです。
つまり言い方を変えると、表面上は被害にあっているd分かりづらいということひらめき電球

『シロアリ』は私たちの家にとっては大敵ですが、
実は…自然界の中では倒木を食べることで森を守ってくれたり、
植自然界の食物連鎖においても重要な役割を持つ昆虫
なんですよひらめき電球

『シロアリ』と普段目にする『黒アリ』は、一見すると同じ仲間に見えますよね。
でも実は『シロアリ』はゴキブリの仲間(ゴキブリ目)で、
『黒アリ』はハチの仲間(ハチ目)に分類されます。
シロアリにとって黒アリは、シロアリを捕食する”天敵”なのです
ガーン

『シロアリ』といっても、種類がたくさんいます。
地球上に約2,500種、国内には22種程度が生息しているといわれています
そのうち、家に被害をもたらすのは主に4種ひらめき電球

≪土壌性シロアリ≫…ヤマトシロアリ、dエシロアリ
≪乾材シロアリ≫…アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリ

≪土壌性シロアリ≫にとって水分は非常に重要で、
土中から蟻道(シロアリが通るトンネル)を伸ばして水を運び、木材を加害します。

一方、≪乾材シロアリ≫は乾燥した木材に含まれるわずかな水分で生きられるので、
輸入家具からや、羽アリが飛来して小屋裏に上がってきます。

つまり、土壌性シロアリとは侵入経路が違うため、
残念ながら同じ措置では防ぐことができませんショボーン

そして、さらに残念なことは、『シロアリ』は木だけでなく、
コンクリートまで食べてしまうということです。
衝撃的な真実ですよね…DASH!
好んで木を食べているわけではなく、目d前にあるもの全てを食べてしまいます。
コンクリートだから安全というわけではないんですね。

では、一体どのようにして『シロアリ』を防いだらよいのでしょうか。。

≪土壌性シロアリ≫の場合、地中を通って侵入してくることが多いため、
建物の基礎の内側や、束石の周囲、シロアリが通過する恐れのある土壌を
薬剤で処理して予防するのが一番効果的な方法です
ひらめき電球
最近では、土壌からの水分蒸散防止のため土壌被膜形成工法やシート工法も
行われています。

≪乾材シロアリ≫の場合は、噴霧器を用いて木材表面に直接薬剤を吹き付けて
処理する方法や刷毛等で塗布する方法、木材や壁体に穿孔して薬液を注入する方法が
あります。

新築の場合は、通常地面から1mまでの部材、浴室回り部材、洗面所や台所等の
水回り部分の木材を処理します。
また木口、切り欠き、ボルト穴、仕口、接合部、コンクリート接触面等は
特に入念な処理が必要です
ひらめき電球

できれば5年に1度、ケアすることをオススメします!!
え、5年に1度のペース!?と思うかもしれませんが、
『シロアリ』の餌食になってからでは、どうしようもありません。
餌食にならないよう、こまめにメンテナンスしてあげることで、
大切な家の健康を維持することができるんです
お願い

また、木材のd心の硬い部分よりも外側の柔らかい部分を年輪にそって
食べる習性があり、柔らかい木材は食害の被害を受けやすくなっています。
そのため、『シロアリ』に強い硬い木材を選ぶのも効果的です
!!

抵抗性の強い木材として、ヒバ、コウヤマキ、イヌマキ、ビャクシン、トドマツ、
イス、タブ、カシなど。
やや強い木材として、スギ、モミ、ヒノキ、ツガ、エゾマツ、クス、サクラ、イタヤdエデ、
クリ、カツラ、ブナ、ケヤキ、トチなどがあります。

ヒバやヒノキ等は、ヒノキチオールという成分を含んでいます。
ヒノキ風呂で香る、あの独特の香りです。
このヒノキチオールには、殺菌、殺虫効果があると言われています。
人間には癒しの効果がある香りですが、害虫にとってはとても嫌な臭いとなdます。

そのため、大塚工務店では土台にヒノキを使用しています。
内装の床等にヒノキを使うところはあっても、
表から見えない土台の部分までオールヒノキで行うところは少ないと思います。
どんなに外見を美しくつくろっていても、中身がダメでは話になりませんよね。
結婚相手同様、ずっと住み続ける大切な家だからこそ、
ちゃんと中身にもこだわりたいですよねウインク

しかし、そもそも『シロアリ』が生息できる環境を出来る限り作らないことが重要ですひらめき電球
・基礎を高くして、基礎の中の換気を十分に行い、湿気を溜めない
・雨の侵入や漏水が起こらないような施工を行う
・基礎のまわりに、モノを置かない

よく家の周りに植木などをくっつけて置いている方いますよね。
あれはNGです!!
空気の通りが悪くなりますので、
出来るだけ基礎部分近くにはモノを置かないようにしましょう。


また、植木の下にお皿を置いている方は要注意です!!
夏場になると、そこに雨水が溜まり、蚊が卵を産み、
去年流行ったデング熱などの感染症の危険性が高くなりますアセアセ

まずは出来ることから対策をしてみましょう!!

最近では、シロアリ駆除や調査と偽った詐欺が増えてきています。
床下を調査した結果、すぐに工事をしないと家が潰れてしまう!などとdって、
ありもしない写真を見せて多額の費用を請求してきます。

シロアリの調査をする際は、ぜひ信頼できる業者さんに相談してみてくださいニコニコ