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床材の硬さによって体感温度は変わる⁉
フローリングを素足で歩くと、ひんやりしますよね。
実は、そのひんやり感は無垢材の種類によって違うんです。
一般的に柔らかい樹ほど温かく感じ、硬い樹ほど冷たく感じると言われています。
温かいといっても、電気カーペットのような温かさではなく、自然の温かさですが、ヒヤッとする感覚が少ないです。
では、なぜ硬い樹と柔らかい樹があるのでしょうか。
それは、細胞に含まれる空気の量‼
樹木には、水を吸い上げるための「通り道」があります。
木材にするためには、樹木を伐採した後に乾燥させる必要があります。
乾燥するとその水の通り道だった部分が空洞となり、そこに空気が含まれます。
柔らかい樹には、たくさんの空気が含まれていて、その空気が断熱材の役割を果たしているわけです。
逆に、硬い樹は、柔らかい樹に比べて空気の量が少ないため、少し冷たく感じるのです。
使い勝手や用途に応じて選択を
無垢フローリングを選ぶ際、材質選びは悩みの一つだと思います。
硬い無垢フローリングは、傷がつきにくい代わりに、足触りが冷たい。
柔らかい無垢フローリングは、傷がつきやすい代わりに、足触りが温かい。
傷を気にするのか、足触りを気にするのか。
普段お家の中でスリッパを履くかどうかも関係してきますし、床暖房を入れる入れないでも答えは変わってきます。
決してどちらが良くて、どちらが悪いということではありません。
傷が気になる方は、ナラやカバといった硬いものを選べばよいですし、
足触りが気になる方は、スギやヒノキといった柔らかいものを選べばよいと思います。
また、付いた傷を『味』として捉えられるかどうかもありますね。
傷の数だけご家族の思い出があると思えば、傷も宝物の一つになります。
昔は、お家の柱に子供の成長を記録したものですよね。
見た目が綺麗かどうかにこだわるよりも、『生活の質』がどうであるかを考えたうえで、フローリング選びを行なうことをオススメします。
合板フロアは硬くて傷がつきにくい⁉
合板フロアの表面強度は、塗装面を分厚くすることで強固にしていくことが多いです。
そのため、合板フロアは表面に静電気が発生し、ホコリを吸着しやすいといわれています。
また、ホコリが吸着しカビが生え、ダニが湧くともいわれています。
その点無垢フローリングの無塗装やオイル塗装は、ほとんど静電気が発生しません。
赤ちゃんは大人よりも低い姿勢で行動します。
そのため、床に付着しているホコリを吸いやすくなりなります。
幼いお子様がいらっしゃるご家庭では、無垢フローリングを選択することをオススメします。
実際に、大塚工務店では無垢フローリングを標準仕様として採用しています。