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最近話題の「地面師」に騙されないためにやるべき事!

最近、大手ハウスメーカーの積水ハウスが55億円もの大金をだまし取られた事件がありました。

東京都五反田の一等地、約600坪に発生した地面師事件です。

実は、2013年にも同じような事件がありました。

今回の犯人とは別ですが、あの有名なアパホテルから12億もの大金をだまし取ったのです。

一般の方は、「地面師」と聞いてもピンと来ないかもしれませんね。

他人の土地を自分のもののように偽って第三者に売り渡す詐欺師のことを「地面師」といいます。

所有者の知らないところで、本人確認用の印鑑登録証明書、パスポートなどが偽造されて、

それを利用して「なりすまし犯」が手付金をだまし取るというもの。

誰しもが知る大手メーカー、つまりは不動産のプロでさえ騙されてしまうんです。

高齢化社会となり、今後首都圏を中心に大量の相続が発生します。

相続をすると、兄弟複数で土地を管理することになる場合があります。

長男に任せているから大丈夫だろう‼

と思っていたら、長男は違うところに移住していて、相続した土地は手つかずになっていた。

その間に、地面師によって売られてしまう。

こんなケースが増える危険性があります。

地面師は、所有者が遠方に住んでる土地を狙ってきます。

また、建物付きよりも更地を好むといいます。

条件に当てはまる方は、土地の管理体制をもう一度見直す必要があります。

最近ではご近所付き合いも希薄になってきてしまっていますが、隣近所に知っている方がいれば、

怪しい動きがあった際には連絡をもらうとか、この土地を売るつもりはなく、売りに出すときは必ず声をかけますので!と約束事をしておくと心強いと思います。

また、近所に不動産屋さんがあれば、その所有している土地が売り物件として出回ってないかの確認もするとよいでしょう。

今回の積水ハウスの案件も、かなり前から売り物件として出回っていたようです。

その情報にいち早く気が付くことが出来ていれば、今回のような事件は起きなかったはずです。

購入する側も気をつけなければいけませんが、所有者側もきちんと管理をし、

犯罪者に付け込まれないようにしましょう。