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あなたの庭は大丈夫?害虫に要注意!

 

 

草木が青々と繁り大きく生長する夏。

庭木がぐんぐん伸びてしまって剪定をしなきゃと気になったりしていませんか??

これ以上大きくなる前にすっきり切ろうかなと考えているあなた!!

夏の庭木剪定には、注意が必要なんです!

 

 

注意しなくてはならないもの…その正体は害虫です!!

 

チャドクガ

チャドクガは日本を代表する毒蛾です。

お茶の木が好きで名前も漢字で茶毒蛾と書きます。

お茶の木やお茶の木の仲間であるツバキ科の木に発生します。

 

●ツバキ

●サザンカ

 

 

どちらも綺麗で可愛らしい花が咲くので、お庭に植えてある方も多いのではないのでしょうか?

こんな可愛らしい花に付くチャドクガ!!これは本当に気をつけなくてはならない害虫なんです!

 

実は、、、私自身が洗濯物についていた毛虫を気付かず触ってしまい、激痛が走ったと思った瞬間!強いかゆみと皮膚のただれが起きてしまいました。

(去年のことですが、まだ痕が残ってしまっています。。)

 

では、一体チャクドガとはどんな虫なのか解説していきます。

チャドクガは卵・幼虫(毛虫)・成虫(蛾)どの成長過程でも注意が必要です!!

それぞれを覆っている毛に見えるものが、毒針毛と呼ばれている毒を持った極細の針で、

この毒針毛が皮膚についたり、刺さったりすると痒みの強い皮膚炎を起こします。

強い痒みがあるので一度掻いてしまうと、毒針毛が全身に広がって痒みや皮膚炎も身体全体へと広がっていきます。

全身赤くプツプツと湿疹のようなものができたり、蕁麻疹が出てしまう方もいるようです。

そして怖いのが、何度も刺されるとアナフィラキーショックを起こしてしまうこともあるということです。

直接触れなくても、木の下を通ったり風下にいるだけで飛散した毒針毛の被害に遭うこともあるので注意が必要です。

 

 

チャドクガは冬、葉の裏に卵を産みつけます。(葉の裏についた卵塊にも毒針毛があるの触ってはいけません!)

この卵から幼虫が生れるのが5月~6月で、毛虫が群れをなして成長していきます。成長するにつれて毒針毛が大量発生します!!

そして6月~8月に成虫になり、また産卵をし、8月~9月に卵から幼虫が生れます!!

なんと年に2回も毛虫が大量発生するんです(>_<)

その毛虫が秋に成虫になり、この時期の成虫が生んだ卵が越冬し、次の年の初夏に孵化するというサイクルになっています。

 

最近では、小さなお子さんの被害も多数出てきているようです。

被害を防ぐためには年に一度は剪定をしましょう。剪定をしていない木はそれだけたくさんの葉っぱがついています。

チャドクガにとっては、豊富なエサである葉・産卵をする葉が多いことが住みやすい環境になります。

また剪定をすることで、駆除剤を撒き残すことなく隅々まで行き渡らせることもできます。

それでも万が一、被害に遭ってしまったときは痒みのひどい場合には医療機関へ相談しましょう。

また服についた毒針毛は、洗濯機で洗っても取ることが出来ません。

他の衣類にまで毒針毛がついてしまうことになります。そんなときは50℃以上の熱を加えると、

毒針毛のたんぱく質を壊すことができるそうです。

熱いお湯に浸けたり、アイロンをかけるなどすることをオススメします。

 

 

自宅の庭木についた害虫がどのような虫で、どのような危険があるのかというのは、なかなか自分ではわかりません。

ご自分で剪定されるときは十分注意してください。

害虫を見つけたら一度プロに剪定と、駆除をしてもらうことも必要かもしれません。

日常の剪定方法のコツや毛虫かな?と不安に思ったら、庭木の事でも弊社大塚工務店にご相談くださいね。

元庭師のスタッフが対応させていただきます。