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漫画のような未来はすぐ側まで来ている!?
『IoT』って言葉、聞いたことありませんか
Internet of Things (モノのインターネット)の略で、あらゆるものがインターネットに接続する世界のことを言います。
今後、家庭においても『IoT』が増え、漫画で見るような近未来的な家になりつつあります
では、家庭における『IoT』とは、一体どんなものがあるのでしょうか。
皆さんは、家庭の中にある、ネットにつながるものといったら、何を思い浮かべますか
主婦の方が一番身近なものからご紹介すると、「電子レンジ」
キッチンに必ずある家電ですよね。
※出典:SHARP
シャープのウォーターオーブン ヘルシオの最新版は、なんと
毎日の献立を相談できるんです
新開発のクラウドサービス「COCORO KITCHEN」と連動し、献立選びのお手伝いをしてくれます。
ヘルシオに向かって、「今晩何作ろう」と話しかけたり、「冷蔵庫に卵とほうれん草があるけど、何か作れる?」と聞くと、人工知能(AI)が季節や天気、調理履歴などを考慮したうえで、クラウド上にある数多くのレシピの中から献立を提案してくれます。
また、家族の嗜好や料理履歴から、AIが自動的に学習してくれるため、使えば使うほど自分の家にあったヘルシオになっていきます
※出典:SHARP
こんな感じで、話しかけるだけで献立を提案してくれるなんて、夢のような家電ですよね
週の最初は良くても、週末に近づくにつれて、月末に近づくにつれて、徐々に献立を考えるのが面倒になってきます。
そんな時は、是非このハイスペック電子レンジに頼ってみてください。
主婦にとっては大きな力になること間違いなしですよ
続いては、またもやキッチンに必ずある「冷蔵庫」
※出典:LG
LGから登場した冷蔵庫「Smart Instaview」
遠隔地から冷蔵庫内のカメラを起動し中身を確認でいたり、扉は2回ノックすると半透明になったりと便利機能がたくさん
AlexaやCortanaの音声コントロールシステムも搭載。
バーチャルホワイトボードには、リマインダーのための付箋、冷蔵庫内の食品の賞味期限管理機能、ノートやタイマーなどが搭載されています
つまり、台所に携帯やタブレットなどを持ち込まなくても、この冷蔵庫さえあれば、用が済んでしまうのです
ディスプレイをコンコンとノックすると、頻繁に使用するアプリや画面にアクセスできる機能も付いています。
通常ディスプレイ画面はオフの黒い状態ですが、半透明の状態にしておくこともできるため、わざわざ開けなくても中身を常に確認できるようになります
スーパーで買い物中に、「卵って残ってたっけ?」と不安になったときは、内蔵カメラを使ってリモートで冷蔵庫の中身を確認することも可能です。
共働きで仕事帰りにスーパーへ寄る方も多いですよね。
そんな時、「あぁー朝冷蔵庫確認してくればよかったー」と思っても、この機能があれば便利です
続いては、これまた毎日必ず使う「洗濯機」
※出典:日本ゼネラル・アプラィアンス株式会社
主婦の方なら常に洗剤などは、特売日にまとめ買いしていることが多く、替えがないなんてことは滅多にないと思います。
しかし、一人暮らしや共働きでなかなか買いに行く時間がなく、うっかり…なんて方もいるかもしれませんね
そんな方に朗報です
アメリカのメーカー「Whirlpool」から出た洗濯機は、洗剤や柔軟剤がなくなりそうになると自動で注文してくれるんです
アマゾンが、ボタンを押すだけで洗剤を注文できるサービスを発表しましたが、これはその上を行くサービスです
ボタンを押すという作業をなくしてしまい、洗濯機自身が残量を判断し、勝手に注文してくれるんです。
利用するのは、「Smart Top Load」というモバイルアプリです
このアプリを利用し洗濯機と連動させることで、外出中でも洗濯を開始できます
また、お子さんがお昼寝してしまったら静音モードに切り替えるなど、スマホで簡単に指示ができます
続いては、「窓」
え窓
いやいや、窓は窓でしょと驚くかもしれません。
しかし、既に窓でさえ「IoT」になりえる時代なのです
では、一体どのように窓を活用するのでしょうか
YKK APが発表した「ディスプレイ窓」
※出典:ギズモード・ジャパン
YKK APといえば、誰もが知る窓のメーカーですよね。
そのYKK APがディスプレイとして機能する窓「Window with Intelligence」のプロトタイプを先日発表しました。
有機ELのなかでもさらにハイテクな「透明有機ELディスプレイ」を2枚のガラスに埋め込むことで、窓としての機能はそのままに、さまざまな機能をタッチで操作できるディスプレイ窓になっています
現時点では、このディスプレイで天気や部屋の空気環境など、暮らしにまつわる機能が用意されています。
また、この窓には各種センサー類が搭載されており、部屋の空気がキレイなのか汚れているのか測定してくれます。
空気がキレイな順に青・緑・オレンジ・赤の4段階でお知らせしてくれます
しかも窓だけあって、部屋の空気が汚れていると自動で窓を開けてくれるんです
さらに窓からビデオ通話ができる「Video Chat」というアプリも搭載。
自分の家の窓と、友達の家の窓が繋がるって、もはや漫画の世界ですよね
搭載されているのはAndroid OSなので、お馴染みのAndroidアプリで遊ぶことも可能。
そして、スマートフォンのミラーリングにも対応しているため、自分のスマホに入った写真を窓に映して、仲間や家族みんなで楽しむことができます
残念ながら販売予定は3年後
ですが、近未来は私たちが想像するよりも近くに存在するのかもしれませんね
続いては、ブラインド
※出典:Solar Gaps
夏場、窓にとって不可欠になるのがブラインドですよね。
ソーラーパネルといっても、今の時代屋根に付けるだけではないんです
このSolar Gapsは、一見ただのブラインドに見えますが、実は一つ一つがソーラーになっています。
窓に取り付けるだけで、日中はパネルが自動的に太陽の光を追跡して角度を変えてくれるという優れもの
窓ひとつ分の大きさ(約1平方メートル)で、最大100W~150Wの電力を作り出すことができるそうです。
これはLED電球30個分、またはMacBook3台分に匹敵します
作り出した電力は、付属のSolarGapsドックを通して使うことができます。
使わない分の電力は、バッテリーに保存することも可能ですし、もちろん電力会社に売ることもできるといいます
さらに、専用アプリを使えば、現在の発電量を知ることができます
また、付属のリモコンでブラインドの自動調整モードを解除すれば、自分の好きな角度に設定することもできます。
また、あらかじめ設定しておくことで、朝起きる時間に光が入るようにしたり、夜寝る時間には完全に遮光したりといった、細かく設定をすることもできるんだとか
これは便利ですよね
朝自然な光で起きたいと思っても、夜は光が入らないように閉めておきたい。
そんなワガママを叶えてくれるブラインドです
屋根に付けるタイプのソーラーだと、すべての人が利用できるわけではないし、コストもかなりかかってしまい、もとを取るまでに何年もかかりますよね。
あと、屋根の場合は、雨漏り等も気になります
しかし、ブラインドであれば、賃貸住宅にお住まいの方も気軽に使えますし、屋根のソーラーに比べたらローコストなため、試してみる価値はありますよね。
以前このブログでもご紹介した、≪ハウスビジョン≫の企画の一つ
Panasonicの「の家」
パナソニックと建築家 永山祐子さんが手掛けたこの家も、「IoT」が盛り込まれています。
壁全面がスクリーンになっていて、どこからでも映画やテレビ電話が楽しめるようになっています
顔を近づけるだけで、その日の健康状態を教えてくれたり、家族との掲示板になったり、着ていく服をチョイスして、家に届けてもらったり、まるでスタジアムで観戦しているような大迫力でスポーツ観戦をしたり。
モノで満ち溢れる家ではなく、コトに満ち溢れる家へと進化した、「未来の住宅」
しかしながら、こういった未来も、もはや遠くはないのかもしれません