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あなたの家は大丈夫?もしかしたら虫の住処かも!?
梅雨の時期になると、被害が多くなるのが『ダニ』
「ダニ」には、かなりの種類がいますが、私たちの体に被害を及ぼすのは、イエダニ、ツメダニ、ヒョウダニなどがいます。
室内に生息するダニで、気温が20℃~30℃、室温が60%~80%程度の高温多湿の環境を好みます。
気温が上がり、雨の日が続くことで、室内のダニが繁殖しやすくなると言われています。
そのため、梅雨の季節はダニの被害が多くなるわけです。
虫被害というと、身近なのは蚊ですよね。
しかし、蚊と大きく異なる点は、『目に見えない』ということです
ダニの体長は、0.3mm~1.0mm前後と大変小さく、ものに隠れる性質があるため、畳やじゅうたん、ソファー、ぬいぐるみ、クッション、布団などの奥底に潜んでいます。
ダニは1匹侵入してしまうと、あっという間に数を増やします
ちなみに…
新築の建物には、当然のことながらダニはいませんよね
では、一体どのように侵入してくるのでしょうか。。
実は、皆さん自身がダニを運んでいるんです
目に見えないほど小さなダニ達が、着ている洋服や靴、家財などに付着しています。
その荷物をダニが付いた状態のまま、新築物件へ運んでしまうため、
住み始める前は居なかったダニが、引っ越しを介してダニの住処となってしまうのです
これらのダニは、人間の髪の毛やフケ、食べかすなどが好物で、それらが多く落ちている場所に溜まります
ソファーやダイニングの床、布団など
床はフローリングだから大丈夫と思っているあなた
実はフローリングの溝にもダニは住んでいるんです
1mm以下の生き物ですので、フローリングの溝でも生存できます。
ダイニングやキッチンのフローリングにはダニが多く生息していて、そこを歩くたびにダニは舞い上がります。
想像しただけでゾッとしますよね。。
厄介なのは、目に見えないということだけではありません。
結構しぶといということ
絨毯を掃除機で掃除しても、ダニは絨毯の繊維の奥の方で、必死につかまって吸われないようにしています
また、布団も天日干しすればダニは死ぬと思っている方いませんか
ダニは頭が良く、日に当たらない日陰へ移動します。
たとえ布団をひっくり返しても、今度は逆側へ移動し、逃げ回るのです
洗濯機で洗ってしまえば一網打尽と思ってやってみても、約9割近くのダニは生き残ります。
なんともすごい生命力です
更に厄介なのは、死んだからといって安心ではないということ
ダニの死骸や糞なども私たちの体に悪影響を及ぼします。
では、そんな厄介なダニを退治するには、どうしたらよいのでしょう
≪ダニ退治法≫
1.こまめに掃除をする
2.掃除機をかける前に、フローリングモップをかける
3.掃除機は出来るだけゆっくりと時間をかけてかける
4.布団は家庭用乾燥機にかけて撃退
5.まめに換気する
こまめに掃除をすることは当たり前ですが、よくやってしまいがちなのが掃除機
ついついノズルを上下にゴシゴシ動かしてしまいますが、これでは繊維に引っかかっているダニを吸い上げることはできません
ダニとの綱引きだと思ってください
吸引時間が長ければ長い程、ダニを吸える確率が高くなりますよね。
また、絨毯自体を毛足の短いものにするという対策方法もあります。
フローリングのモップ掛けは、クイックルワイパーのようなもので拭き取り、ダニの舞い上がりを予防します
せっかく掃除機をかけても、掃除機の風でダニが舞い上がっていたら元も子もないですよね
そして布団は、乾燥機へ
ご自宅に乾燥機がない方や、小さくてとても布団なんて入らないという方は、コインランドリーを利用するという方法もあります。
または、布団乾燥機を使うのもオススメ
現在の布団乾燥機は優秀で、布団だけでなく、衣類や靴なども乾かすことができるため、非常に便利です
ダニは60℃で即死、50℃であれば2~3分で退治できるとのこと。
ただし、乾燥機で熱を加えたから良いということではありません。
そのあとにきちんと掃除機で死骸や糞を取り除きましょう
更に細かいところで気をつけたいのが、まな板
野菜だけでなく、お肉やお魚も切りますよね。
そして、まな板に傷が付きます。その傷を放っておくと菌が繁殖
木のまな板であれば、傷ついた部分だけ削り取ってしまえば、新品同様に戻ります
とにかく、今の時期、菌が繁殖する前にあらかじめ予防しておくことが大切です
ちょっと厄介なダニ退治ですが、健康被害が出る前に是非とも退治してください