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太陽光の後付けは危険!?
建築業界にて、読まれている業界紙から抜粋ですが、、
とある築16年のお宅で、7年前に太陽光発電パネルを屋根の南半分に取り付けたそうです。しかし、小屋裏の野地合板や垂木にシミが見つかったのです
それも、太陽光を付けていない場所で見つかりました
実は、天井にはセルロースファイバーという断熱材が吹き付けられていたため、防湿シートを施工していなかったのだとか
要するに、断熱材を使用することで調湿機能を発揮させるため、
あえて防湿シートをつけなかったということ
また、西側と東側の2ヶ所に2個ずつ換気口が取り付けていましたが、家の中央に吹き抜けがあることで、小屋裏を分断してしまい、空気の流れが悪くなり、換気機能が奪われたようです
その結果、太陽光のない面が吸湿する水蒸気が多くなり、結露を招いてしまったのです
小屋裏換気口の設置方法は、建築基準法にも住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書にも詳しく書かれていない為、湿気が抜けにくい小屋裏は結構あるそうです。
特に冬場は室内で発生する水蒸気が冷えた小屋裏に入り、結露することが
防湿シートがないのに小屋裏の湿度が十分に排出されないと、結露の大きな原因になります。
また、結露以外にも、雨漏りといった、より深刻な状況に陥ってしまうこともあります
屋根の上にパネルを載せるということは、固定しなくてはならないですよね。
その際、多くの住宅用太陽光設備は、屋根に穴を空けます。
通常は、屋根材と防水シートを突き抜けて野地板や垂木に打ちます。
しかし、取付が雑であったり、正しい取付を行わなかったりすると、雨漏りの原因になる場合があります
穴を開けた箇所の防水処理が甘かったり、
瓦の場合は業者の知識不足できちんと瓦を戻せなかったりといったことが原因です。
太陽光を後付けする場合には、しっかりと業者を見極める必要があります
ネットの口コミだけでなく、その地域の評判など、
よりリアルな業者情報を探し、安心して任せられるところに依頼しましょう