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無垢材フローリングは要注意!?
小さい子がいるご家庭は、
お子さんの健康のことを考えて、フローリングを無垢材にする方も多くなりましたよね
そもそも『無垢材』とは
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
このブログでも無垢材について再三ご紹介していますので、是非こちらを一度ご覧いただければと思います。
・無垢材VS新建材
・本物の木材とは…
・本物の木材とは…Part2
まぁ一言で簡単にいうと…『合板や集成材ではなく、使用する形状で丸太から切り出した木材』『本物の木』
逆に集成材というのは…『断面寸法の小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られる木質材料』
無垢材は『自然そのもの』の為、金属やコンクリートなどと違い、寒い所でふれると少し暖かく感じられます。
このふれた時に少し暖かく感じられる特性は木材の持つ、熱を伝えにくい性質によるものです。
木材は金属やコンクリートと比べて圧倒的に熱を通さない為、人の体は熱を奪われず、
そこに人の熱が留まることで暖かく感じられるのです。
冬場に裸足でいられるのはこういうことなんですね
しかし、最近こんな声を耳にします。。
『無垢材フローリングにしたら傷だらけ!!』
確かに無垢材フローリングは、素材によってはかなり柔らかいものもあります。
木それぞれ硬さが違うため、桐、杉、桧などで傷つきやすさが異なります
あまり傷をつけたくない方は、最初に木材の種類を選ぶべきかもしれません
しかし、傷つきやすいことがそんなに悪いことでしょうか
万が一フローリングで子供が転んでしまったら…
フローリングが傷つかないほど堅かったとしたら…
『傷つく』=『衝撃を受け止めてくれている』ということです
木材がクッションの役割を果たし、衝撃を和らげてくれるのです。
先人の知恵というのは素晴らしいものです
夏はひんやり・冬はほんわか足にも優しく、衝撃を受け止めてくれて子供にも優しい。
そして有害物質がなく、家族全員の体にも優しい
どんな素材を選んだとしても、形あるものは、いつかは傷が付いてしまいます
ましてや毎日生活している場所ですからね
しかし、その傷が『味』になるのとならないものがあります。
クッションフロアや合板フローリングなどは、一度傷がついてしまうとその後そのままの形で残ります。
ですが、無垢材フローリングの場合は、徐々に切り口の角が取れてきて、色も艶やかに変化していきます
一般的には、革財布の方が想像しやすいかもしれません
出典:土屋鞄製造所
最初は薄ーいおおどいろだった財布も、使い込んでいくうちに色が濃くなり、
艶っぽくなり、傷ついた部分も一体化となり味になります。
それと同じことです
最近は新しくてきれいな物にこだわる人が多いですが、
こういった経年変化を楽しむことも、また味わい深いと思います
小さいころに子供が付けてしまった傷跡も、成長し、巣立った後に見れば、懐かしい置き土産のように、貴重に感じることでしょう
こうして家と共に『時を刻む』
これまた贅沢なことですよね
大切にしていたものに傷が付いてしまった時は、誰でもショックですし、悲しいです。
しかし、その傷が大切な人を怪我から守ってくれた、大切な人の成長の印だと思えば、
日常の何気ないことがもっと素敵なものになりませんか。
私たちは、共に過ごし、共に変化し、共に成長する家づくりを目指しています
それは、木もみなさんと同じく生きていて、切られた後も呼吸をしているからこそ出来ることなんです
ちなみに…
無垢材フローリングは、お手入れが大変!』という方にオススメなのが・・・
『蜜ロウ』
天然油脂を使ったオイルです。
ミツバチの巣から蜂蜜をとった後に残るものに、
熱と圧力を加えるか、あるいは湯で煮溶かしたりして採取される「ロウ(ワックス)」のことを言います。
りにも使用されるほど、肌にやさしい素材です。
これをスポンジにとって軽く塗るだけです
ウレタン塗装と違い、表面に硬い膜をつくらないので、木本来の質感を活かすことができます
年に1度オイルを塗りなおすことで質感を保つことができます
普通のフローリングでもワックスはかけますので、手間はほぼ変わりません。
口に入れても安全なオイルですので、小さいお子さんがいるご家庭でも安心してご使用いただけます。