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2016-10-19

正しい加湿器の選び方

段々秋めいてきて、そろそろ乾燥との闘いが始まろうとしています
みなさんは、どんな乾燥対策をされていますか

体にとって、乾燥するということは決していいことではありません
お肌が乾燥すると老化やしわの原因にもなりますし、頭皮が乾燥すると禿げる原因になります。
また、空気が乾燥していると喉を傷め、風邪をひきやすくなる他、
静電気がおきやすくなったりもします。

では、どのように乾燥から身を守ればよいのでしょうか

まず、加湿器には大きく分けて4種類あるのはご存知でしょうか

スチーム式（加熱式）、ヒートレスファン式（気化式）、
ハイブリット式（加熱+超音波式）、超音波式の4つがあります

それぞれの特徴と、メリットデメリットを順番に見ていきましょう

①スチーム式（加熱式）

水を加熱･沸騰させて､湯気を出すのが特徴。
ファンで蒸気の温度を下げる､スチームファン方式というものもあります。
構造から言えば、一番シンプルで原始的かもしれません。

メリット
・加湿力が高い。
・湯気が見えるので､加湿している実感が得られる。
・部屋の温度が下がりにくい。
・スチーム式の場合は､ファンを使わないので､比較的音が静か。
・アロマオイルを使用できるものが多い。

デメリット
・加熱沸騰させるため、吹き出し口が熱くなる。
・熱湯を使うので､転倒に注意。
・他の方式に比べると､消費電力がかかる。

②ヒートレスファン式（気化式）

水を含んだフィルターにファンからの送風をあてて､水蒸気を発生させるのが特徴。

メリット
・吹き出し口が熱くならない。
・消費電力が低く､経済的。

デメリット
・急速に湿度を上げることができない。
・部屋の温度が多少奪われる。
・ファンを使うので､スチーム式や超音波式に比べて作動音がする。

③ハイブリット式（加熱+超音波式）

水を加熱しながら細かな粒子にして霧状に噴き出すのが特徴。

メリット
・フィルターを使用し、カルキを軽減する。
・煮沸消毒しながら噴霧量が調整できる。
・広い空間に対応できる。

デメリット
・フィルターの交換が必要。

④超音波式

水を細かな粒子にして霧状に噴き出すのが特徴。

メリット
・比較的小型のものが多い。
・経済的。
・比較的音が静か。
・噴霧量が多い。

デメリット
・加熱しないので､手入れを怠ると､不衛生になりやすい。（抗菌作用を持つタイプもある）

その他にも電源不要の自然気化式の携帯加湿器などもありますが、ここでは省略します。

≪選ぶポイント≫
●部屋の広さに合ったものを選ぶ
　加湿できる面積が決まっています。
　家のどの範囲までを加湿したいのかによって変わってきますので、まずは広さを確認しましょう

●スチーム式は吹き出し口から高温の湯気が出る為、
　小さなお子様がいる場合は十分に気を付けましょう

●今回紹介した4種類それぞれに、メリットとデメリットがあります。
　それを十分に理解したうえで、どれがご自身のライフスタイルに合っているのかで決めていただくのが一番です

どうやら、今年の冬は寒いらしいです
つまり、去年以上に乾燥がひどくなると予想されますので、
自分に合った加湿器を見つけて、『脱乾燥』を目指しましょう

ここまで加湿器押しで来ましたが、
実は、無垢材や畳、漆喰壁などには自然の力があります

まず、集成材ではなく天然の木である無垢材は、
伐採された後も呼吸をしており、調湿効果が
あります

その時々の環境に合わせて、湿気を吸ったり吐いたりしています。
そのため、加湿器を使用しなくても、天然の無垢材を使用していれば、
乾燥する時期には、自身の中にため込んでいた湿気を吐き出してくれます。
また、木が持つ独特の香りは、人間にとっては心地よいものでも、実は抗菌機能があり、
ダニやカビの発生を防ぎ、シックハウスや小児喘息などのアレルギーの原因を押さえてくれるなど、子供の安全・安心を支えてくれます

畳も同様、優れた吸放湿性を持っており、高温多湿の日本の住まいにとても合っているそうです。
また、吸音・遮音効果もあり、足音も和らげてくれます
弾力性があるので、子供にも安心ですよね
そして更には、イグサの独特な香りにはリラックス効果があるだけでなく、空気も浄化してくれます。