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豆知識

食べたものが観葉植物になる!?

アボカドってご存知ですよね。

 

森のバターと呼ばれるだけあって、20%が脂肪と言われています。

脂肪と聞くと敬遠しちゃいますが、実はそのうち80%がリノール酸という不飽和脂肪酸で出きているんです。
不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールの減少や、老化防止、動脈硬化の予防、肌乾燥の予防などに効果があると言われています。
また、残りの20%の中には、β-シトステロールというもので、この脂肪はコレステロールの吸収を抑えてくれます。

さらに、アボカドには、ビタミンE、A、B1、B2、B6、Cとビタミンが豊富に含まれています。

ミネラルも豊富に含んでいるため、女性にはとっても有難い食材です。

ただし、いくら体に良い脂肪といっても、結構カロリーがお高めです。
大きさにもよりますが、一つあたり232キロカロリーもあるため、1日半分までにしておきましょう。

残りの半分はそのままにしておくと黒く変色してしまうため、レモン汁でマリネしておくことをオススメします。

 

では、アボカドを食べ終わった後、真ん中に入っていた種はどうしますか

おそらく大概の人はゴミ箱にポイッと捨ててしまうことでしょう。
皮はお皿の代用としてお洒落に使うことができるけど、種は特に使い道がないし…

そんなことはありません!
種だってお洒落にできるんです!

アボカドの葉っぱって見たことありますか?
結構お洒落なんですよ。

 

≪芽が出るとこんな感じです。≫

結構お洒落だし、可愛いですよね。

 

では、どのようにアボカドの種を育てれば良いのでしょうか。

 

その1.種に付いている甘皮を剥く

貯って手間に思えるかもしれませんが、種に付いている甘皮を剥いてあげることで、発芽率が上がります。
種を取る際は、スプーンなどでくり抜くと、簡単に綺麗に取ることができます。

 

その2.食器用洗剤で種を洗う

食べるわけではなく、観賞用ですからね。
アボカドの種には、油分がたくさんついているため、そのままでは発芽率が下がってしまいます。
そこで、食器用洗剤を薄めたもので油がとれるまで洗います。

時間が経つと発芽しにくくなってしまう種、洗った種はその日に水栽培してください。

 

その3.とがった方を上に向ける

種をよーく見ると、どちらか一方がとがっています。
とがっていない丸い方から根が出てきますので、上下を間違えて置いてしまうと発芽しないので注意が必要です。


 

種の準備が出来たら、水栽培の方法に移ります。

 

その1.上下をしっかり確認した種に、横から爪楊枝を均等に三本刺します。

あくまでも、容器から種を浮かせるための策です。
他の方法があれば、必ずしもこの方法でなくても構いません。

 

その2.種が1/3程度水に浸るようにします。

種全体が水に浸かってしまうと、呼吸ができなくなり腐ってしまいます。
必ず息継ぎできるように、顔を出しておいてあげましょう。

 

その3.毎日水を取り替える

少し面倒だと思っても、必ず毎日お水を替えてあげてください。
お水が腐ってしまうと、せっかくのアボカドも腐ってしまいます。
一か月ほどすると、種の底が割れて、そこから根が出てきます。
そして上のとがった部分も割れて、そこから芽が出てきます。

水だけの栽培でも半年ほどすると葉が出てきますが、出来るだけ早いタイミングで土に植え替えてあげましょう。


 

次は土に植え替えます。

 

水栽培の時同様、上下の向きは変えずに、そのまま土地に植えます。
全部土をかぶせてしまっても良いですが、せっかくなので発芽の様子が分かるように少し頭の部分を出しておきましょう。

乾燥に弱いため、土が乾かないようにこまめに水を与えてあげましょう。

ちなみに、種まきに適しているのは4月から7月頃だそうです。

 

≪気を付けなくてはいけないポイント≫

 

①水やりのタイミング

乾燥させないように水を絶やさないことが大切ですが、やり過ぎても根腐れしてしまいます。
ですが、きちんとアボカドの木を見ていればサインに気づくことができます。

元気がなくなってくると葉っぱが下を向いてしまいます。
下を向いたら喉が渇いているサインですので、お水をあげるようにしましょう。

 

②冬越えの準備

アボカドは低温に弱い植物です。
低温状態のところに置いておくと、葉っぱが枯れてしまうことがあります。

そのため、冬越えの準備を行ないます。
室外で育てている場合は、室内へ移すようにしましょう。
気温5℃以上が好ましいとされていますが、室内でも寒い場合は、ビニール袋などを上からすっぽりと被せてあげるといいです。
たとえ枯れてしまったとしても、茎がしっかりしていれば、また春先に新しい葉っぱが出てきます。

 

少しデリケートな植物ですが、手間がかかる方が愛着が湧いて可愛くないですか?
もしアボカドの種に出くわした際は、是非育ててみてください。